春野菜のスープ
2007年 04月 21日
鍋でコトコト煮込んだ簡単なスープ。ふと食べたくなるきっかけは・・・
王由由さんの本を読むと、なにかホッとするものを口にしたくなるのです。
私が初めてユウユウさんの本を読んだのは高校生の頃だったと思います。暮らしのエッセイやお料理の本を本屋で立ち読んだとき、ユウユウさんののんびり温かな語り口になぜだかホッとしたのを覚えています。
私は昔から、自分がへそ曲がりで斜めに世の中を見ている、少しメンドクサイお転婆娘なのをとても自覚していたのですが、ユウユウさんの本にでてくる美しいレースや季節の緑、可憐なバラ、古くて華奢なアンティーク小物などたくさんのさりげない愛らしいものが実はとても好きなんだと気が付いた。そういう「ラブリー」なものは「斜め」でやってきてる自分には恥ずかしいと蓋をしていたけれど、そういう新しい「好き」に自然と心開くことができて本当に嬉しかったのです。
まあそんなわけで、現在自分の中に愛らしいものと斜めなものが混在しているので、なんとなく自分の立ち位置が分かりにくくもあるのですが・・・。
ユウユウさんのこの本はずいぶん前に出されたものなのですが、中に、休日はおうちでコトコトとスープを作るっていうくだりがあり、読むたびにそのスープの香りが今にもしてきそうで、大好き。
カラダやココロに元気のないときは、野菜たっぷりのスープ。好きな春野菜にセロリ(欠かせません!)、ベイリーフ、粒のままの胡椒をざっと炒めて、お水にストックキューブをいれたらあとは火にかけておくだけ。たっぷり作って次の日がもっと美味しいシンプルなご馳走です。
ようこそわたしのキッチンテーブルへ
王 由由
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by pieces_Yoshino
| 2007-04-21 17:47
| books