神様の分身
2013年 08月 19日
***Ginaさんが歌う。
私にはチャントに聞こえる。
一緒に口ずさむと、
頭頂から出て行くような音色と響きに、
心地よく体が痺れる*******
ここしばらくに起こった出来事を通して、
そうか、と気づいたこと。
深く気づかされたこと。
私たち人間がこうしてここにいま存在していること。
そして、自分以外の誰かを求めること。
それは、唯一無二の神様が、
ご自身を知りたい、と深く、強く願われたことから生まれたってこと。
唯一であるからこそ、
無二だからこそ、
ご自身がいったい誰なのか、いったいどんな姿形なのか、
なにを持っていて、それをどういうことに使えるのか。
ご自身しかいないこの世界で、
自分がここにあること、なぜあるのか、なんのために。
知りたい、自分がいったい誰なのか。
ご自身がご自身でいることの安心感、喜び。
ないものもあるものも、深く”誰か”に与えたい。
そして、二つのご自身に似せた像(かたち)をお創りになった。
相、対させるため。
この世界はすべて相対してる。陰陽だってそうだ。
切り離せないこの仕組みは、
すべては己を知るための智慧。
そしてそれぞれは、
神様がご自身をお確かめになる神様の分身なのだけれど。
内なる神に気づくために生まれた我らなのだけれど、
いつか、私たちは、「私」という箱の中だけが全てだと思い込んでしまっていた。
私、は目の前の、あなた、でもあって、お互いが神の御霊で出来ていることを、
いつか、私たちは忘れてしまっていた。
誰かを、抱き締める。
顔を撫でたり、髪を撫でたり、手を引いたり、世話をしたり、
言葉や眼差しや味わいや手触りや。
あらゆる器官を使って、
目の前の像を知る。
知り始めているものは、ほんとうは自分。
神様が、満たされず、時に哀しみや不安を持って過ごされた、
ご自身を知りたい、と切望された役割を果たすために。
自分の中の神様に逢う。
目の前の像を通して。
目の前の自分を通じて。
お互いの神を確かめ合う。
だから、
人は、
たった一人では、
時に辛くて、不安や、哀しみを、訳もなくかんじるものなのかもしれない。
自分の中の深い真理を確かめたいのかもしれない。
そういうことを、気がついた。
by pieces_Yoshino
| 2013-08-19 19:57
| たいせつな場所