カテゴリ:お気に入りの本( 27 )

Sunday Suppers At Lucques

c0038170_9543217.jpgLAにLucquesを構えるオーナーシェフSuzanne Goinさんの本です。彼女の料理に影響を与えた「子供時代の家族で作る日曜日のご馳走」がコンセプトになっています。それをLucques流に提案しているのが今回のこの本。

バークリーのChez Panisseでも修行をしていた彼女の料理は、生産者の顔が直接見える地元で採れた野菜をたっぷりと使った献立が特徴。四季ごとのSunday Suppersを提案しているので、出てくる素材や料理にメリハリがあり、レシピに挑戦せずに本を眺めているだけでも楽しいものです。 たとえば、「チコリ、蚕豆とレモンのサラダ」や「鱸のグリルにワイルドライスやオレンジを合わせた温かい皿」なんかも、春らしくて素敵。桃とミント、サワークリームを添えたコーンミールのショートケーキもおうち菓子っぽくて試してみたいし、チョコレートとスパイスを効かせたふわふわのパンプディングは表面をキャラメリゼさせるので、パリパリとなんともオイシソウ!

私がcookbookを好きな理由は、自分のひきだしを増やしてくれる所。このSuzanneの本もしかり、今まで手にとってきた沢山のcookbooksもまたしかり。国の違う料理ならば、使う食材も手に入りにくい、もしくは入手不可なんて当たり前。そっくり同じを目指して彼らの料理を試したことは、多分一度もないと思います。どこかを、引いて、替えて、増やしてetc。それが私流。想像して、工夫して、楽しんで、そして彼らの伝えたいエッセンスが入った、私の料理が新しく出来るのですから、こんなにワクワクすることはないでのです。

Sunday Suppers At Lucques: Seasonal Recipes From Market To TableSunday Suppers At Lucques: Seasonal Recipes From Market To TableSuzanne Goin Teri Gelber Alice (FWD) Waters


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by pieces_Yoshino | 2007-03-23 10:25 | books | Comments(0)

味覚日乗

c0038170_13325258.jpg鎌倉在住の家庭料理研究家・辰巳芳子さんの本です。この方の出す本は手に取るたびに、忘れちゃいけない、と自分のルーツ「日本人であること」を腹の中から再確認させられます。暖かくなれば散歩ついでに野草を摘みたくなったり、汁碗に葱や柚子の吸い口がないと、?物足りないぞ?とピンときたり、大根卸しやお浸しがしみじみ美味しいと実感したり等々。新しいことや全く異なることを体験・実践の日々ですが、自分の根っこはやはりここにあるのだなあ、と改めて実感。

先日手元に届いた新しいcookbookと合わせて読むことになったのですが、身体・精神両方を思いきり使わないと、「食べること」はただの生理行動でしかなくなってしまうのだということ。そこに重きを置くかどうかは人に因るけれど、私は少なくとも「Food」から、命だけでなく創造力や閃き等多くのものを与えられていると感じているので、辰巳さんの本には納得なのです。
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by pieces_Yoshino | 2007-02-18 14:03 | books | Comments(0)

いのちの食卓

c0038170_985743.jpg辰巳芳子さんの本です。つい先日一緒に仕事をしている方から「とても良い本だったよ。読んでみる?」ということでお借りしました。

辰巳さんの経歴などは他の情報で多く紹介されているので、ここでは特に取り上げませんが、この本を読んだ感想は、「もっともっと食に対して真摯になろう」。

私のように仕事としても「食」にかかわっている人間は勿論、実は生きている人全てがもっと「食べる」ことに本気で取り組まなければ、文明自体が崩壊してしまう(大げさでなく)危険さえ抱え込んでいることを気付かされました。

辰巳さんは本の中で何度も、旬のものを食することがとても重要であることを書いています。寒暖の差の大きな日本の季節変化に対応出来るよう、「生きる」ための体の仕組みを整える。そのための旬の食材なんだと。それって、地球のサイクルに人間がきちんと組み込まれているということですよね?ずっとずっと昔から繰り返し知恵を得て築き上げてきた保存食作りや、豆や雑穀の取り方、味噌など。ちょっと前までは家庭の台所での「いつもの仕事」だったはずなのに、知恵はいつのまにか便利さにとって変わられたようです。

私も、ケーキや鶏肉を美味しく焼けるようになるのももちろんとても嬉しいのですが、同じくらい、美味しく豆を炊けるようになることと魚を上手く焼けるようになること、それに簡単な漬け物(たとえば蕪。たとえば白菜。小松菜etc)は家でつくれるように、と思っています。それは日本で暮らす私たち日本人の体がこの地で生きて行くのに必要な仕組みを先人たちが築いて来てくれたおかげ。余所の地ではその地にあった食習慣があるようにね。

食べることは「いきる」ことの精度を上げていくことなんだと思う。だから、毎日の食事の支度が、実はいきることへのお稽古なのだと気がついたとき何をするかで、私たちの生き方への態度、本気度がわかるのではないのかしら?
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by pieces_Yoshino | 2006-04-27 10:09 | books | Comments(0)

The Herbal Kitchen cooking with fragrance and flavor

c0038170_2258373.jpg私の今一番お気に入り&おススメのcookbookです。著者はワシントン州のWoodinville(シアトルから車で小一時間ほど)にあるthe Herbfarmというレストランのオーナーシェフ、Jerry Traunfeld。彼のお店ではハーブから得たインスピレーションを投影させた、豊かで軽やかな味わいのノースウェストメニューを出しています。そんなJerryさんの最新刊がこのthe Herbal Kitchen。

ハーブガーデンの始め方からハーブの育て方、料理に合わせたハーブの刻み方などを紹介したあとは、緑をおなかに入れてしまうような楽しさが溢れている、ソフトドリンク、スープ、サラダ、パスタ、肉料理、付け合わせの簡単なレシピと続き、ブレッド類、最後はお楽しみのデザートという流れ。独創的ながらも作りやすいレシピの数々は、おうちの台所での和風アレンジにも大いに活かせそうです。

三月九日の日記でご紹介した「バジルを入れたラム・オレンジ」。あの我流カクテルの元ネタはJerryのローズマリー・ジントニック(フレッシュなローズマリーの枝とライムのくし切りをグラスに入れてジントニックを注いだだけ)を別のハーブで試してみたかったから。そんな風に自分なりにレシピをアレンジして彼のcookbookを楽しむのが、とにかく面白い。

他にもディルとセロリ、梨、ヘーゼルナッツのサラダや、シナモンとバジルを合わせた鶏の煮込み、メロンボールを添えたタラゴンアイス(丸く抜いたメロンのオレンジ色とタラゴンアイスの鮮やかな緑がとっても綺麗!)など、ユニークで香り豊かなレシピがたくさん。

美しい写真からはハーブたちの魅惑的な香りが立ちこめてきそうです。

The Herbal Kitchen: Cooking With Fragrance And Flavor
Jerry Traunfeld John Granen

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by pieces_Yoshino | 2006-03-10 23:04 | books | Comments(0)

黒糖キャロットマフィン

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買い置きしたまま忘れかけていた黒糖の入った瓶がぽつり、棚の上に。さっそくマフィンを焼くことにしました。レシピはThe JimTown Store CookBookのJimTown seeded carrot muffinsをベースに、イメージはStarbucks Coffeeのクリームチーズ&キャロットマフィン(名前あってる?)で。The JimTown'sは私のsoulmateの友人が出したcookbookで創造力と楽しさがあふれた素敵な本。分量はアメリカのcookbookらしく8人分とか、できあがり2ダースとかなんですけど、日本の小さな台所でも大いに活用しています。著者のCarrieのレシピではseededとあるようにヒマワリとカボチャの種を生地の中に入れるのだけれど、わざわざ買いに行くのもめんどいので、替わりにクルミを入れたり、corn oilは見当たらないのでサラダ油にしたりと自分の好きなようにレシピをアレンジしてます。黒糖のおかげで、狙い通り、ダークな色合いと焼き上がりのしっとり感がでて、見かけはSBで売っているマフィンとおんなじくらい素敵なコたちになりました。

The Jimtown Store Cookbook: Recipes and More from Sonoma County's Favorite Country Store
Carrie Brown John Werner Michael McLaughlin

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by pieces_Yoshino | 2005-06-05 21:04 | books | Comments(0)

レンジ茹で豚のスプリットピー添え

c0038170_21553028.jpgスプリットピーとは挽き割りグリーンピースのこと。味はほんのりと甘くホクホクした食感です。水でさっと洗ってヒタヒタよりすこし多いくらいの水で20分ほど茹でれば食べられるのも魅力。今日は、私のお勧めcookbookでもあるJohn Midgley著の「THE GOODNESS OF BEANS PEAS AND LENTILS」からのレシピCotechino with Lentilsをピーシズ流にアレンジした料理を紹介します。Cotechinoは北イタリアでよく食べられている、ニンニクのきいた大きなソーセージのこと。かわりにレンジであっという間に出来る茹で豚を作ることにしました。ローストするよりも簡単だし、余ったら他の料理に応用できるので重宝します。お豆と野菜をスープで炊くのがJohnのやり方なのですが、わたしは旨味の出る干し椎茸を使った和風です。実は瓶にちょっと残っているハンパものを使った有り合わせ版なのですが、椎茸の旨味がスプリットピーによくなじんで、コクのある付け合わせになりました。
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by pieces_Yoshino | 2005-04-06 22:51 | books | Comments(0)

いちごソースたっぷりのバニラパンケーキ From Vanilla

c0038170_14474626.jpg私のお気に入りのcookbook、Janet Hazen 著「Vanilla」のVanilla Pancake With Dried Cherryを私流にアレンジしたパンケーキです。バニラはもともととても大好きな素材なのですが、Janetの著書に出逢ってから、バニラの使い方にずいぶん幅を持たせることができたように思います。お菓子だけでなく料理にもさらりとバニラを組み合わせてしまう彼女のアイデアには脱帽。本当にいい本に出逢えたと思っています。
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by pieces_Yoshino | 2005-03-31 15:00 | books | Comments(0)

湘南・寒川町で旬の地場野菜を使った精進弁当「黒猫」を営んでいます。お届けしている精進弁当情報 や、店主の日々あれこれを載せています。「想い、言葉、行為」をたいせつに。人が生きる本当の道は、真理を知る事。お志事を通して社会や人類のお役に立たせて頂きたいと切に願っています。大好物は、笑顔!


by 黒猫:Yoshino_FUJISAWA
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