あなたにそっくりな人に会った。

その人は、朝の8時から古いアメ車をゴウゴウ言わせて、ちょっと照れくさそうに、駅までの道を私に尋ねた。やんちゃな車にのった、坊主頭に、古着Tシャツ姿のニューG。

そしてやっぱり照れくさそうに、どうも、といって車を走らせていった。あなたが、私と同じ言葉を話せたらきっとこんな風だろうな。あなたが、私と同じ命の速度で生きているのなら、きっとこんなに違いない。

私が求め続けた、夢の「もしも」をその人は叶えてくれた。そして5分としないまに目の前から消えてしまう。風みたいに。

朝の8時に、あと三か月したらWだっていうのに。あなたは時々こういう悪戯をして、私を困らせる。嬉しいのになんだか悔しい。ようするに、あなたはズルイ。

ちゃんと駅までいけたかな。今日は、寝る前にあなたに話そうと思う。あんなことやこんなこと。そしてそれは必ず、遠い木霊のように深く確かに重なり合い、ある想いを持って私の元へ戻ってくる。だから私は安心して、また、あなたのいないぽっかりした毎日をのんびりと過ごして行く。
[PR]
名前
URL
画像認証
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。

by pieces_Yoshino | 2006-09-10 09:14 | 言葉 | Comments(0)

湘南・寒川町で旬の地場野菜を使った精進弁当「黒猫」を営んでいます。お届けしている精進弁当情報 や、店主の日々あれこれを載せています。「想い、言葉、行為」をたいせつに。人が生きる本当の道は、真理を知る事。お志事を通して社会や人類のお役に立たせて頂きたいと切に願っています。大好物は、笑顔!


by 黒猫:Yoshino_FUJISAWA
プロフィールを見る
画像一覧