いのちの食卓

c0038170_985743.jpg辰巳芳子さんの本です。つい先日一緒に仕事をしている方から「とても良い本だったよ。読んでみる?」ということでお借りしました。

辰巳さんの経歴などは他の情報で多く紹介されているので、ここでは特に取り上げませんが、この本を読んだ感想は、「もっともっと食に対して真摯になろう」。

私のように仕事としても「食」にかかわっている人間は勿論、実は生きている人全てがもっと「食べる」ことに本気で取り組まなければ、文明自体が崩壊してしまう(大げさでなく)危険さえ抱え込んでいることを気付かされました。

辰巳さんは本の中で何度も、旬のものを食することがとても重要であることを書いています。寒暖の差の大きな日本の季節変化に対応出来るよう、「生きる」ための体の仕組みを整える。そのための旬の食材なんだと。それって、地球のサイクルに人間がきちんと組み込まれているということですよね?ずっとずっと昔から繰り返し知恵を得て築き上げてきた保存食作りや、豆や雑穀の取り方、味噌など。ちょっと前までは家庭の台所での「いつもの仕事」だったはずなのに、知恵はいつのまにか便利さにとって変わられたようです。

私も、ケーキや鶏肉を美味しく焼けるようになるのももちろんとても嬉しいのですが、同じくらい、美味しく豆を炊けるようになることと魚を上手く焼けるようになること、それに簡単な漬け物(たとえば蕪。たとえば白菜。小松菜etc)は家でつくれるように、と思っています。それは日本で暮らす私たち日本人の体がこの地で生きて行くのに必要な仕組みを先人たちが築いて来てくれたおかげ。余所の地ではその地にあった食習慣があるようにね。

食べることは「いきる」ことの精度を上げていくことなんだと思う。だから、毎日の食事の支度が、実はいきることへのお稽古なのだと気がついたとき何をするかで、私たちの生き方への態度、本気度がわかるのではないのかしら?
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by pieces_Yoshino | 2006-04-27 10:09 | お気に入りの本 | Comments(0)

湘南・寒川町で旬の地場野菜を使った精進弁当「黒猫」を営んでいます。お届けしている精進弁当情報 や、店主の日々あれこれを載せています。「想い、言葉、行為」をたいせつに。人が生きる本当の道は、真理を知る事。お志事を通して社会や人類のお役に立たせて頂きたいと切に願っています。大好物は、笑顔!


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