おいなりさんで精進揚げ

精進揚げ(野菜のてんぷら)は、お好きな野菜でなんでも出来ますが、きょうは、ちょっと目先の変わったボリュームのある「いなり揚げ」を。

わたしはこの精進揚げを、リマ・クッキングスクール師範科で、尊敬する、今は亡き松本光司校長先生の授業で覚えました。松本先生は、日本料理の板前さんでしたので、その講義は和食のいろいろなテクニック、エッセンスがたくさん入っておりました。

一流料理人の仕事は全部吸収したい、実習中は出来るかぎりおそばに張り付いて、松本先生のご発言、お考え、料理なさる手元など食い入るように拝見拝聴したこと、ほんとうに良い想いでです。心よりご冥福をお祈りしつつ、この精進揚げをご紹介します。

用意するものは、油揚げ、えのき茸、大葉、梅干しです。まずは油揚げをのし棒や菜箸などで上からコロコロ、油揚げが破けないよう注意しながら包丁し、2枚に開きます。2枚開きのままでも良いですし、さらに分割して4枚でも。今回は4枚にしました。

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内側の柔らかい側へ潰した梅肉を薄く塗ります。紫蘇が混じっても構いません。

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その上へ大葉、小房に分けたえのき茸をのせたらくるりと巻いて楊枝で留めます。

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あとは、粉を水で溶いたてんぷら衣にくぐらせて揚げれば完成。楊枝で留めてありますので、食べる前に必ず抜いておくことをお忘れなく。

梅肉の塩気が案外と効いていますので、なにも付けずにそのままでとても美味しいです。そして大葉は必ず!大葉の爽やかな香気と味がいいんです^^

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餃子と茄子の間に切り口を見せているものがいなり揚げ。黒猫の精進弁当にも入れております。精進ものは、素材が野菜や海草類、穀類などですので、扱うものはごくありふれたものがほとんどです。それらを、気の効いた素敵な日本料理へ変身させてしまう松本先生の発想は素晴らしかったなあ。。

穀菜和食のジャンルを切り開かれた先人・松本光司先生に敬意と哀悼の意を表して、本日の記事とさせていただきます。
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by pieces_Yoshino | 2015-09-12 09:00 | お弁当 | Comments(0)

湘南・寒川町で旬の地場野菜を使った精進弁当「黒猫」を営んでいます。お届けしている精進弁当情報 や、店主の日々あれこれを載せています。「想い、言葉、行為」をたいせつに。人が生きる本当の道は、真理を知る事。お志事を通して社会や人類のお役に立たせて頂きたいと切に願っています。大好物は、笑顔!


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