all about coffee

コーヒーのことになると、胸がいつもすごく熱くなる。

なんででしょう?

コーヒー屋でもないし、焙煎家でもない。
輸入業者でもなければ、農園主でもない。

コーヒーに関わる仕事をしていたことはありますし、
カフェが好きってこともあるとは思うけれど、
それだけでなくて、きっと根っこはアレだ。
exと飲んだcoffeeの思い出。

すごく鮮烈で、いまはそれがとても柔らかい記憶になった。
その記憶は本当に愛おしくて、
そのうち地球を去る日が来たら、この記憶を持って帰るつもり。
地球で生きた証の瞬間たち。何気なくて、でも美しくて。
私らしいな、って思うもの。
川口葉子さんもご著書の中でこんなくだりを、
ジェネレーションxから引用してたっけ。

cafeで飲むこともしょっちゅうあったけれど、
家でコーヒーメイカーにセットするだけの(私にはあり得ない)
インスタントなコーヒーだって、美味しかった。

香りが漂うと、
ずっと胸の深いところに沈み込んでた記憶があっというまに現れて、
びっくりする。

ソーサーの端っこに載った大きめの蝶々パイを齧りながら
「きっとすべて上手くいくと思うよ」って言ったこと。

テーブルの下に落ちてる、クロワッサンの屑。
日曜版の新聞がやけに分厚いってこととか。

奥でボードゲームに夢中の女性達。
冷房がひんやりと効いた店内。
表通りは夏の強い日差しに白く飛んでて、
これからなんて言おうか唾を飲み込んだ。

列車のシートに深く腰掛けながら
車内のバーで手に入れたコーヒーを啜り、
ただただ広がる大地を眺める。

深く冷たく濃い霧が立ちこめてた墓地。
ミチおばちゃんの葬儀。
跛をひいていた優しい親族の男性。
翌日喪主の家へ出かけると、
大きな子供達が夢中になってポーカーをしていた。
心づくしのご馳走を前に、
いとこの彼女は、お母さんの思い出と、
exとぶどう畑で遊んだ思い出を、遠くから来た私にゆっくり話してくれた。

走り続ける列車。街へと戻る。
ぽつりぽつりと民家が現れては一瞬で通り過ぎていく。
彼らとまた、出逢うことはあるんだろうか。
生きてまた、ここを過ぎることはあるんだろうか。

スイッチをオンオフするみたいに。

それから、いつしかコーヒーと関わる人たちと巡り会い、
彼らの生き方に心魅かれるようになった。

同じ地球に生まれて、それこそ人の数だけ生き方があって、
でも同じワードで繋がる不思議。

今の自分はあの頃の自分じゃあもうないけれど、
だれもが次の瞬間には、もう今の自分ではいられないんだけれど、
それでも。

それでも、coffeeのことを思うと、胸が熱くなる。

大好きなbear pond espressoさんのtwitterで知ったとある映画
これから公開のようです。
トレイラーをみたら、まあ、大坊さんも。。
blue bottle(冒頭でオーナーさんもインタヴューされてますね)やritualも。
自分の好きスイッチがオンになりました。
なぜ、自分が料理の仕事を選んだのかも、ここに繋がる。
ワクワクして、もういてもたってもいられないから。

だからきっと、胸が熱くなるんだ。
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by pieces_Yoshino | 2012-11-27 19:25 | たいせつな場所 | Comments(0)

湘南・寒川町で旬の地場野菜を使った精進弁当「黒猫」を営んでいます。お届けしている精進弁当情報 や、店主の日々あれこれを載せています。「想い、言葉、行為」をたいせつに。人が生きる本当の道は、真理を知る事。お志事を通して社会や人類のお役に立たせて頂きたいと切に願っています。大好物は、笑顔!


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