手が、お百姓さんのそれみたいに、黒く日焼けしてて、ぶ厚く節くれだってる。

髪も真っ黒。ぼさぼさ。

同じなのは、背格好、年の頃と東洋人ということだけ。

性格は、きっと正反対。

心からの眼差しと、それを研ぎすませていこうとする自制心、謙虚さ。

心からの眼差しが、己にあるように思っているだけ。振り、は上手い。

そう比べてハッとした。

謙虚な眼差しは、私が持ち合わせていなかったもの。

ブレずにポーズせずに差し出す姿勢は、私が怠けてきたこと。

鏡。

鏡。

今こうしてどこかの誰かと比べた私を、彼は昔ほかの誰かと比べていた。

相手がしていたことを、私がした。

気づいて、急に恥ずかしくなった。

自分のしたこと、すぐに返ってきちゃう。

あっという間に返ってくるんだよ。

だって鏡だから。

向うが指差したら、それは私が指差した私自身。

テラスの外は、ところどころ紅葉した山の連なりが見えるけれど、

美しい里山の景色をずっと眺めていたいけれど、

体に響く音を楽しみたくて目を閉じる。

はるか上空をくるくると舞う鳶。

心を鳥にして、自分を観る。

心を鳥にして、自分を観る。

目を開けた時、

世界を、

好ましく、

こう在りたいと願い溶け込む世界。眼差し。
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by pieces_Yoshino | 2012-11-06 16:57 | words | Comments(0)

湘南・寒川町で旬の地場野菜を使った精進弁当「黒猫」を営んでいます。お届けしている精進弁当情報 や、店主の日々あれこれを載せています。「想い、言葉、行為」をたいせつに。人が生きる本当の道は、真理を知る事。お志事を通して社会や人類のお役に立たせて頂きたいと切に願っています。大好物は、笑顔!


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