月まで旅するような

心に仕舞いきれなくて書いている、個人的な、つぶやくような話です。
お弁当と全く関係がないので、
personalな物言いや事柄に興味のない方はご覧になりませんよう。




ほんとうは今月、SFにひとつきほど滞在する予定でした。
9年ぶりの、里帰りのような旅に。

帰ると決めたのもまるで風に流されるように
あっというまの出来事でしたが、またあの坂道に帰れるんだと思えたら
いてもたってもいられず、とにかく早く家に帰りたい、
そう思わせるようなそわそわした気持ちでした。

帰ることを決めさせてくれた人。

お互いに、長い間しまっておいた心の内を明かして、たくさんの話をしました。

私は、開けっ放しの心だけ、持っていますので、
そうたいして多くもない自分の内側を、どうぞと差し出して。

私は、あれからずいぶん変わりました。変わる努力をさせられ続けています。

彼は、

外側はずいぶんくたびれたけれど、内側はなにも変わっていないよ、

といって示してくれました。

私は、私にだけ見える、彼の変わらない「良さ」だけを愛していました。

「良さ」と共存していた、かつての「not good」なものたちは、

どうなっているのだろう。

とても似ている我ら。

己の感覚に素直すぎるところ、でしょうか。

他者への慈しみや、思いやりを乗り越えてしまうほどの。

いままでの私はとても我がままで、

自分の欲にあまりにも正直でした。

Egoの強さで人を傷つけ、悲しませもしました。

自分の蒔いた種が育ち、それを刈り取るときも訪れました。

そして蒔いた種が育たないように、良い土をかぶせ続けることも覚えました。

あれからずいぶんと時は経っているのに、

いまでも彼はひたすら種を蒔き続けていました。

そしてそれを刈り取り続けている己に気がつかずにいます。

それが正しいやり方だと信じ続けて。それが自分のやり方だと誇りを持って。

大切なものは、なにか、

大切だったものは、なんだったのか。

本当だと示されたものたちは、はたして本物だったのか。

また、種を蒔いた彼。

私は、その種にあやうく水を遣るところでしたが、

なぜか今回は、突然、代わりに水を遣る人が現れました。

なぜ私ではいけないのかと悲しい気持ちになりましたが、

彼女が、私が再びはまり込むはずだった轍に、

身代わりになってくれたんだと、気がつきました。

そんな彼女をとても気の毒に思いましたが、

これが何かの計らいであることはうっすらと感じています。

ひょい、と正しい元の道に戻して頂いたような、そういう感覚。

昔の私に返ってはいけないよ、先へ進みなさい。

そう諭されたような。

あの頃の眩しい場所は、もうずっと遥か後ろで、それは霞むようで、

たった数ヶ月のあいだに、月まで旅したような、長く遠い感覚。

あんまり痛くて、息も出来ない。

もうこれ以上傷つかないよう心を閉じることも、考えました。

でも、開いた心のままでも構わないんだと気づかせてくれる

同じ旅をする仲間達にも出逢えた。

疑わず、思惑も持たず、期待もせず、

たんたんと、全身全霊で心を開き、

喜びを持って、今在るものを愛して受けとめる。

そういう課題を持たせてくれた人にも出逢えた。

心の旅。そうか、今年は、2012年なんだね。

ぽつりと誰に聞かせるわけでもないのに、

そんなことをつぶやいて、この不思議な出来事たちを一人納得して。

それでも、SFは私の故郷で、心はいつも帰っていて、

大好きな青と白と海と坂道と出会いと情熱と心からのyummyなことたちで出来てる街。

彼がいなくても、

もう気負わず、怖がらず、訪ねられる日がまもなく来る事を確信して。
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by pieces_Yoshino | 2012-07-01 02:34 | たいせつな場所

湘南・寒川町で旬の地場野菜を使った精進弁当「黒猫」を営んでいます。お届けしている精進弁当情報 や、店主の日々あれこれを載せています。「想い、言葉、行為」をたいせつに。人が生きる本当の道は、真理を知る事。お志事を通して社会や人類のお役に立たせて頂きたいと切に願っています。大好物は、笑顔!


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